職業柄、常に食中毒には気をつけています。
食中毒とは、食中毒を起こすもととなる
細菌(さいきん)やウイルス、有毒な物質がついた食べ物を食べることによって
げりや腹痛、発熱、はきけなどの症状(しょうじょう)が出る病気のことです。
食中毒の原因によって、病気の症状や食べてから病気になるまでの時間はさまざまです。時には命にもかかわるとてもこわい病気です。
(農林水産省HPより一部引用)
食中毒は菌やウイルスだけでなく
きのこやふぐなどの自然毒も食中毒として扱われます。
私自身、食中毒にかかった経験が 記憶では3回あります。
●飛行機の機内食で食中毒
ヨーロッパから帰国する飛行機でベジタリアンミールを注文して食べたところ
私だけが具合が悪くなり 飛行機のトイレでお腹を下して30分以上出られず
CAさんにも「大丈夫ですか?」と何度か聞かれました。
さらに発熱して帰国し 丸一日寝込みました。。。
一緒に旅をして同じものを食べ 機内食は普通食だった母は元気なので
その後航空会社に問い合わせました。
残念ながら個別対応のメニューについては検体(保存食:食中毒が起きた時に検査できるように備えてとっておく食品。調理前と調理済み食品を-18℃以下で2週間保存)は取られていないとのことで、調べることができないそうでした。
●海外のミネラルウォーターで食中毒
何度も参加させていただいた海外ボランティアの最終日2日前で
封がしっかりされているミネラルウォーターが汚染されるというびっくりなことがおきまして。。。
お湯を飲んでいたスタッフは大丈夫でしたが
ミネラルウォーターを信頼して飲んだスタッフは
ほぼ全員嘔吐または下痢または発熱でほぼ全滅する事態となりました。。。
私は嘔吐1回で済んだけど
友人はみんな点滴しあったり(医療チームなので)
一番症状が重かった友人は帰国まで車椅子対応でした。
症状が重かった友人が帰国後検査を受けたら「0-1(おー1)」という
大腸菌群が原因だったとのことでした。
●子ども経由で食中毒
娘が保育園で嘔吐したお子さんのそばにいたため ノロウイルスをもらってきてしまい
当時はまだ授乳中(混合と離乳食)だったため 授乳中に嘔吐を浴びてしまい
3日寝込んだことがあります。。。
(娘の方が早く回復しました)
同業者の夫にはなんとかうつさずに頑張りたい!と思ったけど
娘の吐物の処理に夫もつい動いてしまったため
夫も2日ほど寝込みました。。。(嘔吐はなし、下痢は数回)
ちょうどゴールデンウィークだったのが幸いでしたが、2人職場復帰できないのは
少人数の職場だったので大変でした。
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ということで 大量調理に携わる人が何かしらの感染症にかかると
それが喫食者(食べる人)にもうつる場合があるため
常日頃から手洗い、外出時のトイレは注意しています。
お祭りを学校や職場や地域で行う時って
食べ物を取り扱うことがほとんどです。
ただこの季節は湿度が高く 気温も高いので
食中毒のリスクがグーンと増えます。
特に職場でそういったお祭りごとでの飲食関係の話には
厨房関係者が関わることが多いです。
食中毒の発生率が圧倒的に高い季節に
慣れていない人が行う(←ポイント!) 食イベントの食中毒リスクを減らすには
やはり教育が大事!
昔も今も この季節は当日運営に携わる人たちに向けて
食中毒予防と食品取扱に関する講話をしています。
ワイルドなイラストが好きで、よく紹介するのはサラヤさんのHPです。
大量調理用はこちらがおすすめ。
感染症と食中毒で分かれており
知りたいものを見つけやすいので
広く全般的に学ぶことができるのでおすすめです。
(サラヤHPからお借りしました)
(省庁も見たのですが、長らく更新されていませんな、、、頑張って~)
最近見かけたのはこれ。
食中毒ドクメン8に注目! (お借りしました)
有名な食中毒菌やウイルスが美化されており
さらにキャッチフレーズがかなり面白くて覚えやすい!
例えば カンピロバクターは動物の消化器官内に多い菌なので
屠殺の時に肉に付着することがあります。
そのため「とりわさ」みたいな半生状態の肉類でよく食中毒がおこるから
なるほどこれか!と納得。
うしろのページに出てくる バーベキューでの注意事項や
嘔吐セットなどがユニークかつわかりやすく紹介されています。
ぜひさらっと読んで知識をアップデートして
夏の食卓を楽しく過ごしてくださいね!
我が家はこちらを使っています。泡切れがよく香りも穏やか。
(おお、これもサラヤだった! 笑)